不登校になった子どもにどう対応するかを考える

不登校になった子どもにどう対応するかを考える

不登校って何だろう?

|不登校とは

●学校に不安・恐怖を感じる何らかの心理的理由や、本人を取り巻く家庭・学校・地域社会の状況などさまざまな要因が重なって、児童・生徒が登校できないでいる状態。ずる休みとは違うものと認識される。登校拒否。ー「goo国語辞典」

 

<私的意見>

不登校の定義として、「時事用語事典」のほうがより不登校の子の気持ちに近い表現であると思います。

なんらかの原因があることは確かです。

その原因が分かっている場合もあれば、わからない場合もあります。

不登校という定義に当てはめること自体避けたいものです。

 

|登校ってどういうこと?

●授業を受けるために、または勤務するために学校へ行くこと。ー「goo国語辞典」

●生徒・先生が授業や勤務などのために学校に行くこと。ー「Weblio辞典」

 

<私的意見>

登校とは「児童、生徒と先生」のみに使われる意味なのですね。

 

|学校ってなんだろう?

●一定の教育目的に従い、教師が児童・生徒・学生に計画的・組織的に教育を施す所。ー「goo国語辞典」

<私的意見>

日本の学校教育システム自体、もはや時代に沿っていないのではないか?そう思ってしまうのです。

なぜか、社会が変わってしまったからです。

学校は「知識・技能を教える」から「個性を伸ばす教育」へ転換しなければならないのです。

それは文科省も提言しているのです。

しかし、学校現場は、「個性を伸ばす教育」をどのようにしていいのか分かっていません。

または、「個性を伸ばす教育」を施すことができないことも事実です。

「ひとクラス約30人」に対して「一斉授業を施す」こと自体、「個性を伸ばす教育」は矛盾しているのです。

 

|不登校になっていちばんつらいのはだれ?

不登校になっていちばんつらいのは、不登校になった本人です。

それは明らかにです。

しかし、そのつらいは本当に「つらい」だけでしょうか?

 

 

ここからが、大事なお話になります。

ぜひ、最後までお読みになっていただきたいです。

 

 

学校に行きたい子って果たしてどのくらいいるの?

昭和生まれのわたしは、不登校になったことはありませんが、小学校から高校まで、常に学校が嫌いでした。

それは、とても「つらい」ことでした。

「いじめ」や「嫌がらせ」を受けても「学校へ行くことしか選択肢が無かった」からです。

唯一、学校を休んでいいときは、病気のときだけでした。

では、私だけが「常に学校へ行きたくない」のでしょうか?

 

ここで内閣府のデータを見てみましょう。

不登校になった子どもにどう対応するかを考える

内閣府「第2節 学校の好き嫌いと嫌いな理由」より

 

 

不登校になる子どもは、学校に行きたくない気持ちであることは確かです。

では、わたしのように、「学校に行きたくないと思う子ども」は果たしてどのくらいいるのでしょう。

わたしの予想は8割を超えると思いました。

 

内閣府のデータを見ると

中学生男子と女子では違いがありますが、約5割超え。

高校生男子と女子ではかなり差がありますが、こちらは6割超え。

 

「不登校」と「学校に行きたくない気持ち」はどう違うのでしょう。

「学校に行きたくない気持ち」はどの子どもにも「常に存在する気持ち」であることはご理解できましたか?

「不登校」は、「学校へ行かない行動」です。

「学校に行きたくない気持ち」は「学校へ行きたくない気持ちに反して学校へ行く」のです。

 

|本当につらいとは?

不登校になった子は、学校へ行かない行動を選択できるのです。

それは、自分を守る能力があり、行動ができるのです。

 

学校へ行きたくない気持ちの子は、行きたくない気持ちがあっても学校へ行く選択しかないのです。

それは、自分の気持ちを押し込むことを「訓練」しているのです。

 

それはどういうこと?

自分の気持ちを押し込んで、それに反する行動をするということは、自分の「良さ」や「能力」すら押し込む可能性が高いのです。

 

それは、「謙虚さ」ではありません。

嫌なことに対して「いやだ」と言うことができないのです。

 

|素直な気持ちに向き合うことのすばらしさ

不登校の子は、いやと言う気持ちを抑え込むことはしないで、それを行動にできるのです。

 

どう考えますか?

不登校になったことがない人からすれば、どう思いますか?

 

わたしたは、素直に、「うらやましく、勇気ある行動」だと思うのです。

小学校時期の大人がこの記事を読んでいてどう振り返りますか?

義務教育や高校へ行っていた頃、学校は楽しい気持ちでいっぱいでしたか?

いやな気持を押し込んでいませんでしたか?

いやな気持ち押し込んで、学校へ行ったことをどう思いますか?

その結果、今のあなたは「いや」と思う気持ちを素直に出すことができますか?

 

そのようなことを考えてみると、不登校って本当は勇気ある行動と思いませんか?

 

普通って何だろう?

普通に学校へ行くってなんだろう?

学校へ行くことが普通ってどういうことなんだろう?

それはどういう意味なのでしょう。

 

いやな仕事や仕事場、人間関係をずっとやっていけますか?

学校の先生だって、不登校になるんですから。

不登校になった先生は、きっと以前よりもっといい先生になって帰ってくることでしょう。

不登校のこどもの気持ちがわかる先生になって帰ってくるでしょう。

本当はそうしてほしい。

不登校の子供の気持ちに心の底から寄り添える先生がいて欲しい。

しかし、先生もいくつかの選択があることがいちばんいいです。

 

こどもに期待することはなに?

「学校に行きたくない気持ち」に共通してることは、子どもたちは学校で自由にできないことです。

そして、期待されることは、「常に良い子」を求められます。

大人視点で考えると、良い子になって欲しいのです。

子ども視点では、「良い子は自由に振る舞えない」、あるいは「めんどい」と言うことになるのでしょうか。

 

しかし、社会でうまくやっていくためには最低限のことは大切です。

躾けは、大切だと思います。

躾けとは、主に行儀を指します。

 

例えば、あいさつをする、お礼を言う、授業中の座り方、整理整頓、靴をちゃんと履くなど。

「一般的に共通する行為」が躾けということになります。

その一般的に共通する行為から外れたら、躾けがなっていないとみなされます。

こう考えるといいでしょう。

マナーを守れないと、周囲にいる人に対して迷惑をかけることになります。

人に対して迷惑をかける行為は、「自由」ではなく「無責任」なのです。

 

不登校のこどもに対応するためのヒント

不登校の子で、原因がはっきりわかっている場合なんらかの対応策は必要です。

●いじめに遭っている

●学校の先生とうまくいかない

●友達との仲でトラブルなどの場合です。

 

|いじめの場合

いじめに遭っている場合の学校へ行きたくないは、早期発見が必要です。

そして、話合いが必要です。

親と本人、親と担任、学校のカウンセリングの先生とも相談しましょう。

いじめに遭っている場合に強制的に学校へ行かせることは、間違った対応策です。

 

|学校の先生とうまくいかない

学校の先生、特に担任とうまくいかない場合、教頭先生か校長先生と相談する必要があります。

支援の先生やカウンセリングの先生とも連携がとれることも大切です。

この場合も、無理に学校へ行かせることは避けたいものです。

管理者と相談することで、解決策を探すことが最優先です。

それまでは、学校側と相談したうえで出来る範囲の登校支援を受けるといいでしょう。

 

|友達とのトラブル

友達とのトラブルは、担任に相談することが優先です。

または、カウンセリングの先生や支援の先生とも連携をとることもおすすめです。

直接親同士の話し合いに持っていくと、トラブルの要因となるのでそこは避けたいものです。

必ず、担任と話し合いをしましょう。

 

|原因不明の場合

不登校が原因不明の場合、無理やり学校へ連れくことは避けたいものです。

しかし、一度教室へ入って、一日を過ごすとなんてことないという場合もあります。

原因不明の場合は、担任と支援の先生と連携をとりながら、しばらく親御さんと一緒に登校することをお勧めします。

 

 

不登校の段階を見極めるヒント

不登校でも年齢別に対応が異なります。

小学低学年では、強制的に学校へ連れて行くことが不登校にならない対応策と考えられています。

実際、その方法で不登校にならないで済むケースもありますが、それが万全の対応ではないでしょう。

原因不明で、ただ「学校に行きたくない」とは別なものである場合も考えられます。

この判断は非常に難しいですが、学校へ行きしぶりをする程度なのかどうかは、子どもを観察する必要があります。

 

例えば、身体的に震えや、動悸、手や顔など体に発汗があるか、など。

 

身体的に症状が出ている場合、無理やり学校へ行かせることは禁物です。

上記の症状が出ている場合は、以前から気持ちを押し込んで我慢していたことがほとんどです。

 

小学校中高学年になって不登校になった場合、強制的な対応は避けるべきです。

なぜなら、その頃には「自尊心」がシッカリ備わっているからです。

自尊心は、親や先生からさらに傷つけられると本人は更に苦しい思いをするだけです。

しっかり本人の気持ちの回復時間を確保することは重要です。

 

【あとがき】

実は、上記の上げた内容は、わたしのこどもに対してやってきたことのほんの一部です。

わたしのこどもは、小学校1年の後半から学校へ行きしぶりを始め、結局小学校6年間の義務教育を約3年?しか受けませんでした。わたしのこどもが通った学校側から不登校支援はありませんでした。そのような学校だったので、わたしたち夫婦で自分のこどもの不登校支援をやっていました。担任に対しては、こちらから働き掛けをし、支援をしてもらうようにお願い(?)を何度も繰り返してきました。現在は中学生になり、中1の前半は登校をしぶって、2カ月ほど不登校になりましたが、後半は部活に入部して、毎日学校へ行っています。小学校からずっと元気な不登校でした。しかし一度だけ、わたしたち夫婦がこどものことで言い争うことがあり、それが子供を悲しませたことを今でも後悔しています。

わたしたち夫婦はこどもが不登校になって、それまで当たり前と思っていたことが、とても新鮮に思えることの連続の日々を送っています。

それを教えてくれた我が子に感謝と勇気をありがとう。

本当にありがとう。

 

 

無料体験ご案内 >>

小学生 >>

中学生 >>

土曜英検講座 >>

不登校支援学習 >>

塾生の進路 >>

英検2次面接試験の対策 >>

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました